金正恩氏の「指導」で次々と大型焼き肉店 「地方発展」宣伝か

2026/10/05 18:00 

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 北朝鮮のメディアが最近、地方の各地で大型の焼き肉店がオープンしていると相次ぎ報じている。この1カ月で焼き肉店完成の報道は9店に達した。

 専門家は、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が力を入れる地方の「発展」を内外に宣伝する狙いがあると指摘する。

 ◇多言語で「成果」発信

 「敬愛する金正恩同志の賢明な指導による輝かしい成果だ」

 朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は5日付朝刊で、南西部・開城(ケソン)に焼き肉専門店が完成し、住民らに食事が提供されたと報じた。

 公表された写真には、高級感あふれる広々とした店内の様子などが写っている。

 労働新聞は9月上旬以降、北部・江界(カンゲ)、北東部・清津(チョンジン)、南西部・海州(ヘジュ)など計9店の完成を伝えた。

 英語、中国語、日本語など多言語で報道する朝鮮中央通信も、焼き肉店完成について伝えている。

 ◇「地方発展」宣伝の一環か

 北朝鮮では首都・平壌と地方の格差が深刻化しており、金政権は2024年、地方発展政策を発表。病院や工場などインフラ整備を推進している。

 地方に集中する焼き肉店の報道について、韓国政府傘下のシンクタンク「統一研究院」の鄭恩伊(チョン・ウニ)北韓(北朝鮮)研究室長は「地方発展の宣伝の側面があるのは明らかだ」と指摘する。

 労働新聞の写真ではいずれも大型店で、一部は数百人を収容できるという。ただ、こうした食堂を実際に利用できるのは富裕層など一部とみられる。【ソウル福岡静哉】

毎日新聞

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