ルーマニア沖で露がドローン攻撃か NATO海域へ戦闘拡大の懸念

2026/10/16 07:23 

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 ロシアとウクライナの戦闘が続く黒海で14日夜から15日朝にかけて、ルーマニア沖に停泊していた民間のタンカー2隻から火災が発生した。1隻はルーマニアの領海内に停泊していた。ロイター通信によると、ルーマニアのダン大統領は「無人機(ドローン)の攻撃を受けた」と言及。北大西洋条約機構(NATO)の関係者は「ロシアからのドローンだ」と説明しているという。

 黒海ではいずれもNATO加盟国のルーマニアやブルガリアの沖合でドローンによる攻撃とみられる民間船舶の被害が相次いでいる。NATOのルッテ事務総長は15日、ブリュッセルでダン氏とブルガリアのラデフ首相と会談し、対応を協議した。黒海の戦闘がNATO加盟国の海域に拡大する懸念が高まっている。

 2隻のタンカーはドナウ川に通じるスリナ運河の河口付近に停泊していた。同運河はウクライナの主要な輸出ルートの一つ。

 領海内に停泊していたタンカーはコモロ船籍で、乗組員は全員無事だった。もう1隻のタンカーはサンマリノ船籍で領海のすぐ外側に停泊していた。乗組員12人のうち5人が救助され、7人が行方不明となっている。

 ロイターによると、NATOは14日夜から15日朝にかけて他に2隻の民間船舶も攻撃されていたことも明らかにしている。1隻はマーシャル諸島船籍の貨物船でルーマニア領海内に停泊。もう1隻はタンザニア船籍のタンカーでウクライナ南部オデッサ州イズマイルの港に係留されていたとされる。被害状況は不明だ。

 ルーマニアやブルガリアの沖合では今月に入って少なくとも5隻の民間船舶が攻撃を受け、少なくとも23人の乗組員が行方不明か死亡しているという。【ブリュッセル鈴木一生】

毎日新聞

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