選択的夫婦別姓で石破首相「早く案まとめ協議したい」 公明代表に

2025/01/22 18:03 

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 石破茂首相は22日、公明党の斉藤鉄夫代表と首相官邸で会談し、選択的夫婦別姓の導入を巡り、「できるだけ早い時期に自民党の案をまとめ、与党としての案の協議に入りたい」と述べた。

 会談後、斉藤氏が記者団に明らかにした。斉藤氏は昨年末、自民、公明両党の実務者による協議を始めるよう、石破氏に求めていた。石破氏は21日の党役員会で「いろんな考え方が党にもある。我が党としてどうなのだということを明らかにする必要がある」と党内に検討を指示した。

 また斉藤氏は、戦後80年にあたって首相談話を出すかどうかについて「節目の年に談話は出すべきだ」と記者団に述べた。日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)がノーベル平和賞を受賞したことに加え、「ロシアが小型核兵器の使用基準を引き下げ、トランプ米大統領が北朝鮮を核保有国として認めたかのような発言がみえる」と強調。「大変厳しい状況の中で、この節目の年にしっかりとした談話を出すことは平和を目指す日本として意義がある」と訴えた。【野間口陽】

毎日新聞

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