国民民主「選択的夫婦別姓、立憲とは一緒にやらない」

2025/05/07 19:23 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 国民民主党の古川元久代表代行は7日の記者会見で、選択的夫婦別姓について「家族のあり方などに懸念を持たれる方も含めて安心できるような制度設計を目指す」と述べ、独自に法案提出する考えを示した。制度導入に向けた法案は立憲民主党が既に提出しているが、古川氏は戸籍の記載などの点で考え方が異なるとして「一緒にやることはない」と距離を置いた。

 一方、立憲の重徳和彦政調会長は会見で「国民民主の考え方を取り入れられるものは柔軟に取り入れたい。考え方に大きな隔たりはない。一致して取り組むことができるものではないか」と協力を呼び掛けた。

 日本維新の会は7日の役員会で、旧姓使用の法制化に向けた法案の素案について岩谷良平幹事長らに一任した。素案は、公的証明書などでの旧姓の併記に加え、本人の希望があれば旧姓を単独で記すことも認める。岩谷氏は役員会後の会見で「旧姓を選択された方は旧姓のまま日常生活を送ることが可能となるから、我々は選択的夫婦別姓と考えている」と述べた。来週の早い段階には、条文化作業が終わるとの見通しを示し「完了次第、法案提出を考えていきたい」と話した。【園部仁史、安部志帆子】

毎日新聞

政治

政治一覧>

写真ニュース