自民・非公認3氏に党資金 立憲・野田氏「支部が個人の財布と証明」

2025/06/27 16:52 

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 自民党派閥裏金事件に関与した責任を問われ2024年衆院選に無所属で臨んだ3人が、非公認決定後に自らが支部長を務める党支部の資金を選挙費用に充てた問題について、立憲民主党の野田佳彦代表は27日の記者会見で「政治とカネの問題が焦点となった総選挙でこのようなことが行われたことは到底理解できない」と批判した。

 企業・団体から政治家個人への献金は禁じられているが、政党支部へは認められ、「抜け穴」と指摘されている。自民には約7800の政党支部がある。野田氏は今回の問題について「事実上、政党支部が個人の財布のように使われていたことを証明している」と指摘した。その上で3氏について「非公認はけじめをつけるつもりだった。ところが、まったく当事者としての意識がなく、反省がなかったということだ」と批判し、秋の臨時国会でも企業・団体献金の廃止を目指すと訴えた。

 問題が明らかになったのは、中根一幸(埼玉6区)、平沢勝栄(東京17区)、萩生田光一(東京24区)の3氏。中根氏のみが落選した。【池田直】

毎日新聞

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