逗子で海開き 神奈川で一番早く 海水浴シーズン到来へ

2025/06/27 15:45 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 神奈川県内トップを切って逗子市新宿2の逗子海水浴場で海開き式があり、市立全5小学校の児童約400人が一斉に海に駆け込んだ。7月1日には鎌倉市や藤沢市、葉山町でも海開きが予定されており、県内は本格的な海水浴シーズンが到来する。

 逗子海水浴場は、遠浅で波が静かな安全、安心のファミリービーチとして知られる。水質、安全性とサービス、環境マネジメント、環境教育の4分野で基準を満たす国際環境認証「ブルーフラッグ」を取得している。

 桐ケ谷覚市長は「逗子市が輝き、光を増す季節が来た」とあいさつ。水難救助のデモンストレーションなどが行われた後、カウントダウンが始まり、児童が海に入った。

 池子小6年の大谷琉唯(るい)さんは「久しぶりに海に入って気持ち良かった。今日は逗子の子どもたちが一体になれた。また海に来たい」と笑顔で話した。【福沢光一】

 ◇今夏は神奈川で22カ所開設

 県によると、今夏は県内で海水浴場22カ所が開設される。昨夏は開設が見送られた三浦海岸が2年ぶりに復活する。これまで地元の飲食店組合などでつくる運営委員会が開設してきたが、財政難で解散したため、代わって三浦市が開設する。

 県によると、5月に水質検査を実施したところ、すべての海水浴場で環境省が定めた判定基準で「不適」はなかった。検査ではふん便性大腸菌群数や油膜の有無などを調べた。【蓬田正志】

毎日新聞

社会

社会一覧>