<1分で解説>山尾志桜里氏、参院選に無所属で出馬へ 離党の経緯は

2025/07/01 16:10 

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 山尾志桜里元衆院議員が参院選に無所属で出馬する意向を固めました。山尾氏は一時、国民民主党公認として参院選比例代表での立候補が内定したものの、公認が見送られ、離党届を提出しています。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「山尾志桜里氏が国民民主党を離党した経緯」を解説します。

Q 山尾氏はどうして国民民主党を離党したの?

A 参議選比例代表候補として一時は国民民主党の公認が内定しましたが、後に公認見送りとなりました。山尾氏は党の意思決定のやり方に疑問を持ち、離党届を出しました。

Q 公認ってなんだっけ。

A 公認とは、政党が「この人を候補として選挙に出します」と正式に認めることです。

Q どうして公認しなかったの?

A 公認内定が明らかになった段階で、山尾氏の過去の不倫疑惑が問題になり、党内や支持者から公認に反対する意見が上がりました。

 山尾氏は、6月10日に記者会見しましたが、「疑惑について十分に説明していない」として世論の批判が高まりました。

Q 党はいつ公認を見送ったの?

A 会見翌日の6月11日です。全国会議員が集まる両院議員総会で、山尾氏の公認を見送ることが決まりました。玉木雄一郎代表は「こちらからお誘いしたにもかかわらず、公認に至らなかったことは、率直におわびを申し上げたい」と記者団に話しました。

Q 山尾氏は、いつ離党届を出したの?

A 6月12日です。山尾氏は発表したコメントで「党の統治能力に深刻な疑問を抱いている」と離党理由を説明しています。

 コメントでは、4月23日時点で党から公認が決定したとの連絡を受けたが、発表や会見は見送りたいとの説明があったこと、6月10日の会見で代表・幹事長の同席を求めたが「辞退会見なら同席する」という発言があったことを明かしました。

 また、「(問題となっている不倫疑惑は)公認時に周知されていたこと。党から正式な公認内定を受けても、党の都合で排除されてしまう政党では、志ある方も今後立候補の決断にちゅうちょしてしまう」と党の対応を批判しました。

毎日新聞

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