参院選3日公示、問われる政権運営 「自公で過半数維持」が焦点

2025/07/01 18:50 

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 第27回参院選は3日公示される。昨年10月の衆院選で少数与党となった自民、公明両党が参院の過半数(125議席)を維持できるかが最大の焦点となる。現金給付や消費税減税といった物価高対策や、少子化対策などが争点となる見通しだ。20日に投開票される。

 今回の参院選は、改選124議席(選挙区74、比例代表50)に東京選挙区(改選数6)の非改選の欠員補充を加えた計125議席が争われる。非改選議席は自民、公明で計75議席あり、与党で50議席を獲得すれば過半数を維持できる計算だ。参院でも過半数割れとなれば、石破茂首相の政権運営はより困難さを増すため、首相退陣論が強まる可能性もある。

 毎日新聞の1日現在の集計では510人超が立候補を予定している。

 首相は1日の日本テレビの番組で「一議席でも多く頂戴できるように一生懸命訴える。(与党で)過半数をいただけるように最大限努力する」と述べた。立憲民主党の野田佳彦代表は「参院でも過半数割れまで追い込むことができれば、(次の)臨時国会で実現できなかったことが実現できるようになる」と述べた。【大野航太郎、池田直】

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