東京の党員票も高市氏がトップ 都連幹事長「保守層離れ懸念の結果」
4日に開票された自民党総裁選で、高市早苗前経済安全保障担当相が女性初の総裁に選出された。東京都内の党員・党友票も高市氏がトップで、小泉進次郎農相が2位、林芳正官房長官が3位となった。
千代田区の自民本部内で午前10時ごろから都内の党員・党友票の開票作業が始まった。
党本部によると、投票権を持つ都内の選挙人数は7万9868人で、うち5万1931人が投票した。投票率は65・02%と、2024年9月の前回選の62・65%を上回った。
高市氏は有効投票全体の46・8%に当たる2万4174票を獲得した。小泉氏は1万3075票で有効投票全体の25・3%だった。以下、林氏が9848票、小林鷹之元経済安保担当相が2547票、茂木敏充前幹事長が1988票と続いた。
都連の選挙管理委員長を務めた菅野弘一幹事長(都議)は「党員投票は、党からの保守層離れを懸念しての結果かと思う」と分析。その上で「これからはノーサイドなのでしっかり束ねていただきたい。首相に選ばれたら、知見と経験を生かして山積している課題に対応してほしい」と期待を込めた。
自民都議の一人は「下馬評では小泉氏がリードしていたので率直に驚いた。(高市氏は)保守色が強いとされ、不安な面もある。他党とどう関係を構築するのかが課題だ。地方選挙もあるので、目新しい政策を打ち出してほしい」と要望した。【柳澤一男】
◇都内の党員・党友票の開票結果
高市 早苗 2万4174
小泉進次郎 1万3075
林 芳正 9848
小林 鷹之 2547
茂木 敏充 1988
※敬称略。投票総数5万1931。投票率65・02%。有効投票数5万1632。無効票299。
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