高市首相の地元事務所通じ、自民入党希望が急増 20日間で2万件超

2025/10/23 16:47 

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 高市早苗首相の地元・奈良県大和郡山市の事務所を通じ、自民党の入党希望者が急増している。事務所によると、これまでに1年間で1万件を超えたことはないというが、高市氏が総裁に選ばれた4日以降、23日までの20日間で2万件を超えた。「高市さんを応援したいから」などの理由が目立つという。

 ホームページの申請フォームからの申し込みが多く、全国から届いているという。事務所スタッフは日々の業務があるため、支援者数人がボランティアで入党手続きを手伝うなどしており、うれしい悲鳴を上げる。

 電話での問い合わせも殺到。高市氏が総裁になった当初は、1日で200件寄せられることもあったという。

 自民党の全国の党員数は、2024年末時点で102万人あまり。近年は「政治とカネ」の問題などで減少傾向が続くが、女性初の首相であるとともに、保守的な主張に賛同する人々の期待が背景にあるとみられる。一度やめた人が再び入党するケースもあるという。地元秘書で事務所の木下剛志所長(54)は「(高市首相の)政治への期待の表れと思う。離れた党員を呼び戻したい」と話している。【山口起儀】

毎日新聞

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