<1分で解説>自衛隊がクマ捕獲支援へ 小泉防衛相「安全安心を」

2025/10/28 16:00 

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 秋田県でクマによる人身被害が深刻化していることを受け、鈴木健太知事が東京の防衛省で小泉進次郎防衛相と面会し、自衛隊の派遣とクマの捕獲活動の支援を正式に要望しました。小泉氏は自衛隊による支援に前向きな姿勢を示しました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「秋田県のクマ被害と自衛隊の支援」を解説します。

Q 秋田県でクマによる被害が深刻なの?

A 市街地を含めて26日現在で2人が死亡、54人が被害にあっています。

Q どうして自衛隊に支援を頼んだの?

A 県と市町村、県警で駆除に努力してきましたが、問題が長引き、県内の人手や資源だけでは対応できなくなったからです。

Q 自衛隊はどんな支援をするのかな。

A 武器でクマを駆除することは考えられていませんが、捕獲用の箱わなの運搬や設置、仕掛けた箱わなの見回り、駆除したクマの解体処理などの後方支援活動が見込まれています。

Q 自衛隊が動くのは珍しいことなの?

A 鳥獣対策支援としては、北海道で2010~14年度にエゾシカ駆除のためヘリコプターでシカの捜索や生息状況調査をしたり、雪上車で駆除したシカを運んだりしたことがあります。

Q 小泉防衛相はどんなことを言っていたの?

A 「与えられた能力と権限を最大限に生かし、秋田県と協力して早急に対応策を練り、安全と安心を取り戻す」と話しました。

毎日新聞

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