政府 中央アジア5カ国と首脳会合を初開催へ 物流網などで連携強化

2025/12/17 12:58 

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 政府は17日、中央アジア5カ国の首脳が訪日し、20日に東京都内で初の「中央アジア+日本対話」(CA+JAD、カジャッド)首脳会合を開催すると発表した。5カ国は原油や鉱物資源が豊富で、日本企業の進出意欲も強い。隣接する中露の影響が強い地域だが、主要7カ国(G7)の米独伊なども相次いで首脳会合を開いており、外相レベルの協議を20年以上開いてきた日本も首脳会合に格上げする。

 5カ国との間で人工知能(AI)分野での協力の枠組みを新設し、ロシアを通過せずに欧州につなぐ物流網「カスピ海ルート」の整備支援を打ち出す方向。共同宣言を出し、連携強化を確認する。

 高市早苗首相は18~20日に、カザフスタンのトカエフ大統領、ウズベキスタンのミルジヨエフ大統領、トルクメニスタンのベルディムハメドフ大統領、タジキスタンのラフモン大統領、キルギスのジャパロフ大統領と個別の会談も実施。それぞれ2国間の成果文書をまとめる。【田所柳子】

毎日新聞

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