知事選で相次いだ中傷やデマ 宮城県議会が対策条例検討で初会合

2025/12/17 14:48 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 10月の宮城県知事選で候補者らに関する中傷やデマが交流サイト(SNS)上で相次いだことを受け、宮城県議会が設置した対策条例検討会の初会合が17日、開かれた。座長の高橋宗也県議(自民党・県民会議)は「県議会として今まさに向き合うべき重要な課題。しっかり議論を進めたい」と語った。

 名称は「インターネット上の誹謗(ひぼう)中傷等の対策に係る条例検討会」。8人で構成され、副座長は佐々木功悦県議(みやぎ県民の声)が選ばれた。対策に関する条例案作成を目的に有識者の参考人聴取も行いながら議論を重ねる。群馬や大阪など他府県の類似の条例では、相談体制の整備や被害者支援などが定められている。

 高橋座長は「表現の自由を尊重しながら基本的人権と生命を守り、誰もが安心して意見を発信し、議論できる環境を整えるための現実的で実効性のある対応を探っていく」と述べた。【山中宏之】

毎日新聞

政治

政治一覧>