世田谷一家殺害 何者かが現場住宅に侵入か 窓ガラス割られる

2025/12/17 15:40 

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 25年前に東京都世田谷区で一家4人が殺害された事件の現場住宅で、何者かが窓ガラスを割って侵入した形跡があることが警視庁成城署への取材で判明した。足跡から侵入者は複数いたとみられ、警視庁が邸宅侵入容疑で調べている。

 成城署と捜査関係者によると、13日午前10時ごろ、近くに立ち寄った警察官が被害に気付いた。1階の窓ガラスが割られ、施錠されていた玄関の鍵も開いていた。2階の荷物が動かされた形跡もあるという。

 この家では2000年12月、会社員の宮沢みきおさん(当時44歳)、妻泰子さん(同41歳)、長女にいなさん(同8歳)、長男礼ちゃん(同6歳)が殺害されているのが見つかった。未解決のまま捜査が続けられている。

 捜査に必要な証拠保全は終わったが、建物部分を所有する遺族の希望で保存されている。23年には「肝試し」で男子高校生らが敷地内に侵入する事案があり、高校生らは事件を「知らない」と語っていた。【菅健吾、朝比奈由佳】

毎日新聞

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