中央アジア首脳訪日、政府「漫画外交」展開へ 森薫さんデザイン

2025/12/17 13:36 

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 18日から東京都内で予定されている高市早苗首相と中央アジア5カ国の首脳会談や首脳会合を巡り、日本政府は漫画家のキャラクターを生かした「漫画外交」を展開する。世界でも人気の高い漫画のソフトパワーで国民に外交や訪問国への関心を持ってもらう狙い。

 キャラクターは漫画家の森薫さんがそれぞれの国の伝統衣装や国旗をもとにデザイン。名前は、ウズベキスタンがウズベクさん、カザフスタンがカザフさん、キルギスがキルギスさん、タジキスタンがタジクさん、トルクメニスタンがトルクメンさん。

 首相官邸で開く二国間の首脳会談では各国の等身大パネルが登場し、首相と相手首脳の写真撮影の時、横にキャラクターも並ぶ。20日に都内のホテルで開く首脳会合でもパネルを利用し、壁面の横断幕にキャラクターたちが登場する。

 森さんは19世紀の英国のメイドを主人公とする漫画で人気が出た後、漫画「乙嫁語り」で19世紀の中央アジアを舞台に、自然の中で暮らす人々を描いた。【田所柳子】

毎日新聞

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