高市内閣に進めてほしい政策「物価対策」72% 毎日新聞世論調査
毎日新聞は21、22の両日、全国世論調査を実施した。高市早苗内閣に優先して進めてほしい政策を複数回答で尋ねたところ、物価対策が72%で最も多く、景気対策48%、社会保障45%、外交・安全保障34%などと続いた。高市首相(自民党総裁)が意欲を示す憲法改正については12%にとどまった。
調査では、「その他」を除いて九つの選択肢を用意して尋ねた。5位以降は、政治とカネ26%▽少子化対策22%▽農業政策16%▽教育問題13%――となり、憲法改正は最も低い9位。「その他」は7%で、外国人問題や拉致問題などが挙げられていた。
「物価対策」は各年代で見ると、最も低い18~29歳と60代でも69%が選び、最も高い50代では76%が選んでおり、全年代で要望されていることがわかる。物価対策を選んだ層に限ると、自民党の衆院選公約「食料品の消費税率2年間ゼロ」について、33%が「高市内閣はどういう手段を用いても減税すべきだ」(全体では29%)、48%が「確実に財源を確保できない場合は減税すべきではない」(同47%)と回答。「減税する必要はない」は7%(同12%)にとどまった。財源に強い懸念がある一方で、物価対策として消費減税が期待されているようだ。
憲法改正については、高市首相が「自民党総裁として改正案を発議し、少しでも早く国民投票が行われる環境を作れるよう、粘り強く取り組んでいく覚悟だ」と強調。自民も衆院選で3分の2を超える316議席を獲得し、単独で衆院の発議ができる状況になった。
しかし、調査では選択肢の中で最も低く、現段階で有権者には浸透していないことがうかがえる。内閣支持層や自民支持層に限っても、それぞれ16%、20%にとどまっている。憲法は国の根幹であり、改正には国民を巻き込んだ議論が必要となるだろう。
調査は、スマートフォンを対象とした調査方式「dサーベイ」で実施した。NTTドコモのdポイントクラブ会員を対象としたアンケートサービスを使用し、全国の18歳以上約7700万人から調査対象者を無作為に抽出。1982人から有効回答を得た。【野原大輔】
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