表現の自由? 中道幹部のショート動画 与党「謝罪と訂正」要求

2026/04/23 20:01 

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 23日の衆院議院運営委員会理事会で、中道改革連合の重徳和彦国対委員長が自身のX(ツイッター)などで公開したショート動画を巡り、与党側が「謝罪と訂正」を求める一幕があった。

 重徳氏は21日にあった衆院本会議での中道議員に対する質問への対応が「議員の質問権を制約するものだ」などと解説する動画を投稿。これに対し、村井英樹・与党筆頭理事(自民党)が理事会で「民主的に事が運ばれたことに対して大変残念な発言だ」などと指摘した。

 政府は21日午前、防衛装備移転三原則と運用指針を改定した。これを受けて中道は、この日の衆院本会議の質疑で防衛装備品の輸出ルールを取り上げるため、小泉進次郎防衛相の答弁を要求。しかし、与党と一部野党が「議題の対象外」として反発し、議運で小泉氏の出席を認めないと決めた経緯がある。

 これについて、重徳氏は同日投稿した動画「♯しげトーク」の中で、「なんとですね、防衛大臣は答弁に立たないと。国会の中の議運で決めたということです」「国会における議員の質問権を制約するものですから、これとんでもないことだと思っています」などと語っていた。

 23日の理事会後、村井氏は記者団を前に「議運の正式なプロセスに基づく決定に対して『とんでもないことだ』と野党第1党の国対委員長がおっしゃることは、議院運営委員会、議運委員長の権威を著しくおとしめる行為だ」と批判。

 中川康洋・野党筆頭理事(中道)は、理事会で「質問権を剥奪したという言い方まではしていないので、表現の(自由の)範囲ではないか」などと反論した一方、事実確認をして次回理事会で報告する考えを示した。【大野航太郎、富美月】

毎日新聞

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