国会空転…自民と中道、皇室典範改正案の審議など協議も不調

2026/07/03 19:42 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 自民党と中道改革連合は3日、野党が委員会審議を欠席するなど空転が続く国会情勢について協議したが、結論は出なかった。与党は皇族数確保に関する皇室典範改正案の審議入りを急ぎたい考えだが、野党側とは与党が提出した衆院議員定数削減法案の取り扱いなどを巡り折り合いがついていない。空転状態が続くことに与野党双方が非難の応酬を繰り広げており、正常化の見通しは立っていない。

 自民は3日、中道に典範改正案を衆院では議院運営委員会で審議することを提案。日程協議などを求めた。中道は国会が正常化していないとして具体的な協議には応じず、週明けに持ち越した。衆院議運委では2017年に天皇退位の特例法を審議しており、当時は正副議長も出席した。

 議運委の村井英樹・与党筆頭理事(自民)は記者団に「審議拒否するのは時代遅れの手法だ」と野党の対応を非難した。この発言に野党は反発しており、公明党の西田実仁幹事長は記者会見で「強引な議会運営に野党が一致して反対している重みを、与党が受け止めるべきだ」と批判した。

 森英介衆院議長は1日、①典範改正案の成立を最優先とする②高市早苗首相出席の予算委員会、党首討論開催に努力する③定数削減法案など2法案は与野党出席の下で審議――の3項目を「議長あっせん」として与野党に示した。ただ、与党側は②③について具体的な対応を示しておらず、首相が訪問先のインドから3日夜に帰国するのを待って対応を検討するとみられる。【森口沙織、富美月】

毎日新聞

政治

政治一覧>