福岡市動物園（福岡市中央区）のサル山に４日、毎年恒例の露天風呂が登場し、飼育されているニホンザルが、モクモクと湯気が立ち上る風呂につかり長湯を楽しんでいた。２月末まで、毎週土曜の午後１時ごろから見学できる。

　同園によると、湯張りの温度は約４５度で、午前１１時頃から約２時間かけてためると、サル山で暮らす約４０頭のうち、約１０頭が湯船につかった。

　同市南区から訪れた細川朔さん（８）は「気持ち良さそう。追い炊き機能も付けてあげたい」と、興味深そうに見入っていた。

　同園広報の大倉真弓さん（４４）は「見ているだけでもホカホカした気持ちになるので、ぜひ訪れてほしい」と呼びかけた。【長岡健太郎】