「ここ数手が勝負どころ」 予想外の指し手続く 王将戦第2局2日目

2025/01/26 13:06 

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 京都市の伏見稲荷大社で26日に2日目の戦いが始まった藤井聡太王将(22)と挑戦者・永瀬拓矢九段(32)のALSOK杯第74期王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の第2局は午後0時半、47手まで進んだところで1時間の昼食休憩に入った。残り時間は藤井王将1時間56分、永瀬九段2時間32分。

 藤井王将が封じ手で5六角と打ったのに対し、永瀬九段は30分の考慮で7四角と打ち返した。藤井王将は熟考すること66分、角交換を拒否して6五桂と跳ね出した。9筋からの永瀬九段の攻めは大丈夫と見ているのだろう。立会の久保利明九段は「勇気のある手ですね」と感心していた。

 果たして、永瀬九段は9七歩成と端攻めを決行。これに藤井王将は同金と応じた。控室の本命は同香だった。予想が当たらない指し手が続いている。

 久保九段は「ここ数手が勝負どころで、形勢が見えてくる感じがする。一手一手が重要で、長考が続くと思う」と話した。【新土居仁昌】

毎日新聞

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