メディア・アンビシャス大賞に毎日新聞「追跡 公安捜査」

2025/03/15 18:04 

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 市民団体「メディア・アンビシャス」(代表・上田文雄前札幌市長)は15日、2024年の優れた新聞・テレビ報道に贈る「メディア・アンビシャス大賞」の表彰式をオンライン形式で開いた。活字部門では、化学機械メーカー「大川原化工機」を巡る冤罪(えんざい)事件の背景に迫った活字部門の連載「追跡 公安捜査」が大賞を受賞。担当した遠藤浩二記者は「今回の冤罪事件は他に類をみない警視庁の不祥事。当局の不祥事を掘り下げて取材し、報道することが、記者の存在意義だと思う」と話した。

 遠藤記者は、1995年3月に起きた警察庁長官狙撃事件の真犯人に迫る報道で昨年、同賞の優秀賞を受賞した。今回の連載は「長年の取材の蓄積を生かした。選考でも他を圧倒した」などと評価された。連載は昨年6月に毎日新聞デジタルで10回、8~10月に紙面で22回掲載された。

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