まるでピタゴラスイッチ? 佐賀で大きな「ビー玉コロコロ装置」復活

2025/03/15 18:18 

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 ビー玉がさまざまなルートをコロコロ転がる様子を楽しめる「ビーコロ×おもちゃ展」が15日、佐賀県武雄市の県立宇宙科学館で始まった。同館スタッフが手作りした「ビーコロ装置」は子供らに大人気。13回目の今回は、全長20メートルの「大型コロコロ装置」を3年ぶりに復活させた。5月6日まで。

 今回のテーマは「おもちゃ」で、さまざまなおもちゃを使った約20の箱型の「ビーコロ装置」が並んでいる。

 上部の穴にビー玉を入れて転がす仕組みで、プリンセスやヒーローに変身するための「なりきりグッズ」を使った装置は、剣などの上をビー玉が転がる。

 大型コロコロ装置は子供部屋と屋外をイメージし、約2カ月かけて製作された。机や2段ベッドなどが置かれ、球が転がりながら仕掛けを次々と動かす。県内の高校生が作った装置もある。

 家族旅行の途中に立ち寄った長崎市の青木玲奈さん(7)は「弟と遊んだビー玉でレースをする装置が楽しかった」と話していた。

 料金は大人520円、高校生310円、小中学生200円、幼児(4歳以上)100円。【西脇真一】

 ◇県立宇宙科学館研究交流グループの児玉尚之さんの話

 第1回から関わっている。NHKの番組「ピタゴラスイッチ」に出てくる装置を来館者に見せたいと思ったのがきっかけだった。限られた空間の中でビー玉を詰まらせないようにするのが難しい。自分は以前、球を転がすだけでなく操作するタイプの装置を作ったところ、お客さんに「楽しかった。ありがとう」と言われた。それ以来、そのタイプも作っている。お客さんとやり取りする中で、新たな装置のアイデアが生まれたスタッフもいる。ビー玉がどのように動くのかをよく観察し、家でも作って遊んでもらえたらうれしい。

毎日新聞

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