ごみ拾いでポイント競う「スポゴミ」 優勝は12.2キロ 鹿児島

2025/03/20 18:11 

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 ごみ拾いをスポーツとして楽しむ日本発祥の競技「スポGOMI(スポゴミ)」のエキシビションマッチが20日、鹿児島市上之園町の甲突川緑地公園であった。38チーム126人が出場し、川沿いのごみを拾ってポイントを競った。

 スポゴミは「スポーツごみ拾い」の略称で、2~4人1組のチームが決められたエリアでごみを拾ってポイントを競う。陸地のごみを減らして海洋ごみの削減につなげることを目指しており、2023年に東京で初開催されたワールドカップ(W杯)には21カ国の代表チームが出場した。

 エキシビションマッチは10月の第2回W杯に向けて機運を高めようと、2月から九州・沖縄各県で順次開催。鹿児島大会には地元出身のバレーボール元日本代表、新鍋理沙さんやプロ野球・ヤクルトの元投手、館山昌平さんらも駆けつけた。

 優勝は鹿児島県薩摩川内市から出場した「スポゴミfamily」。園田修一さん(48)と長男将士(まさと)さん(21)、次男倖士(こうと)さん(17)の3人が1時間で重量12・2キロのごみを拾った。将士さんと倖士さんは高校生の大会「スポGOMI甲子園」鹿児島大会で優勝経験があり、貫禄の栄冠。兄弟で「お父さんが頑張ってくれた」と笑顔だった。【取違剛】

毎日新聞

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