遊歩道の袋の遺体は男性の胸部 肋骨とみられる骨も 大阪・福島

2025/03/21 20:11 

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 大阪府警は21日、大阪市福島区を流れる堂島川の遊歩道で、男性の遺体の胸部が見つかったと明らかにした。何者かによって激しく損壊され、袋に入った状態で放置されていた。府警は死体損壊・遺棄事件として捜査を開始。男性が殺害された可能性もあるとみて身元の特定を急いでいる。

 府警捜査1課によると、遺体は年齢不詳の男性の胸部で、緑色の袋(縦約48センチ、横約58センチ)に入れられていた。胸部はさらに複数の部位に細かく損壊され、肋骨(ろっこつ)とみられる約20の骨片なども袋の中から見つかった。

 19日午後1時50分ごろ、福島区福島3の堂島川北側に設けられた遊歩道で、通行人が不審な袋を発見し110番していた。袋がいつから置かれていたかは不明という。

 21日に行われた司法解剖で、男性が死亡した時期や死因は特定できなかった。府警は現場周辺の防犯カメラを確認するなどし、事件に関与した人物の特定を進めている。

 現場はJR福島駅から南に約700メートルのタワーマンションなどが建ち並ぶ地域。遊歩道は24時間、誰でも出入りできる。犬の散歩でよく利用するという女性は「19日の夜に規制線が張られ、警察官と警察犬が何かを調べているようだった。事件があったと知り驚いた」と話していた。【林みづき、斉藤朋恵、面川美栄】

毎日新聞

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