給食費が69万円不足 職員が食材を過剰に発注 福岡・大野城市

2025/03/31 18:53 

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 福岡県大野城市教育委員会は31日、市内の小学校1校で2024年度分の給食費約69万円が不足していたと発表した。管理していた栄養士が過剰な食材の発注をしたことが原因で、不足分は市費から補塡(ほてん)する。

 市教委によると、1食分9~10円分多くかかっていた。栄養士の女性が、欠席が事前に判明している児童分を減らさないなど調整せず発注していたため。24年12月に別の職員から予定より支出が多いと指摘があったものの対応せず、3月、食材などの請求書によって発覚した。女性は3月23日付で退職。保護者には同30日、学校と市教委が説明会を開いた。

 市教委は今後の再発防止策として、毎月の食材発注や給食費の収支などを校長や教頭が確認する体制の徹底▽各学校から市教委に学期ごとに支出の報告▽市教委が抜き打ちで各学校の給食費の発注や収支などを確認――するなどとしている。【田崎春菜】

毎日新聞

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