川崎・民家遺体 住人の男性帰国 神奈川県警が任意同行

2025/05/03 14:25 

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 川崎市川崎区の民家で女性とみられる遺体が見つかった事件で、海外に渡航していた住人の男性が3日、帰国した。神奈川県警は、羽田空港に到着した男性を任意同行し、事情を聴く。

 捜査関係者によると、男性の元交際相手の岡崎彩咲陽(あさひ)さん(20)の行方が分かっておらず、遺体の身元の確認を進めている。男性は4月上旬から所在不明になっていた。

 県警が4月30日にストーカー規制法違反の疑いで男性宅を家宅捜索したところ、床下のバッグの中から一部が白骨化した遺体が見つかった。司法解剖の結果、遺体は死後1カ月以上が経過し、死因は分からなかった。遺体には燃やされた痕跡があったという。

 岡崎さんの家族によると、岡崎さんは男性からストーカー行為を受けていると訴えていた。2024年12月20日朝に祖母の家からいなくなり、不在に気づいた家族が同22日に県警に通報。行方不明になる前には、本人や家族が県警に相談や通報をしていたという。

 捜査関係者によると、男性はストーカー規制法に基づく警告を受けていた。県警は海外渡航前にも男性から複数回にわたって任意で事情聴取し、「自分も心配している」などと話していたという。【清水夏妃、宮本麻由、横見知佳】

毎日新聞

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