川崎・遺体遺棄事件 遺体は行方不明の20歳女性と判明

2025/05/03 15:43 

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 川崎市川崎区の民家で遺体が見つかった事件で、神奈川県警は3日、遺体の身元が同区の岡崎彩咲陽(あさひ)さん(20)と確認されたと発表した。2024年12月から行方不明になっていた。発見された民家に住んでいた元交際相手の20代男性が3日に海外から帰国しており、県警は詳しい事情を知っているとみて聴取を進める。

 県警が4月30日にストーカー規制法違反の疑いで男性宅を家宅捜索したところ、床下のバッグの中から一部が白骨化した遺体が見つかった。司法解剖の結果、遺体は死後1カ月以上が経過し、死因は分からなかった。遺体には燃やされた痕跡があったという。

 岡崎さんの家族によると、岡崎さんは男性からストーカー行為を受けていると訴えていた。24年12月20日朝に祖母の家からいなくなり、不在に気づいた家族が同22日に県警に通報。行方不明になる前は、本人や家族が県警に相談や通報をしていたという。

 男性は4月上旬から所在不明だった。米国に滞在していたとみられ、3日午後1時半ごろに航空機で羽田空港に到着した。捜査員が任意同行を求めると従ったという。【清水夏妃、宮本麻由、横見知佳】

毎日新聞

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