子どもの喘鳴に五つのタイプ 5割弱が経験 国内の研究チームが解析
ぜんそくの代表的な症状で、ヒューヒューやゼーゼーという音がする「喘鳴(ぜんめい)」について、症状の出方が五つのタイプに分類できたと、国立成育医療研究センターの研究チームが米免疫アレルギー学会誌で発表した。国内0~13歳の大規模データを使った初めての解析で、5割弱の子が経験していることが明らかになった。
ぜんそくは重症化すると入院治療が必要になり、発作に伴う呼吸不全で死亡する例もある。喘鳴は感染症などによっても引き起こされるため、タイプに分類することで経過の予測などに活用できると期待されている。日本を含めたアジアで10代前半までの分類はなかった。
2003~05年に妊娠し、同センターで産まれた1550人を対象に追跡調査をした。13歳時点まで毎年、喘鳴の有無の聞き取りなどをし、データを統計解析した。
その結果、喘鳴は、1歳ごろに発症のピークがある早期発症の一過性(10・2%)▽4歳ごろに発症のピークがある後期発症の一過性(7・3%)▽低頻度(15・0%)▽持続性(11・9%)▽なし、もしくはまれ(55・5%)――に分けられることが判明した。
13歳時点での肺機能についても調べたところ、持続性以外では低下はなく、持続性でも顕著な低下はみられなかった。チームは「欧米では持続するタイプなどではっきりとした肺機能の低下が報告されているが、日本では早期の治療が奏功している」とみる。
チームの山本貴和子・同センター総合アレルギー科診療部長は「かつては日本でも肺機能の低下を伴う小児重症ぜんそくや、ぜんそく死が多かったが、00年代以降は減っていることが示せた」と説明。持続性ではアレルギーが要因になるケースが多いとし、「経過の予測や肺機能が低下しにくいことを伝え、患者や家族の安心感につなげたい」と話す。【渡辺諒】
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