救急搬送で伝達ミス、搬送6分遅れる 名古屋市消防局

2025/05/11 10:02 

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 名古屋市消防局は10日、救急出動の伝達ミスで、60代の男性の病院搬送が約6分遅れたと発表した。男性は病院で死亡が確認された。到着遅れとの因果関係はないとみられる。

 市消防局によると、10日午前4時半、天白区に住む男性が心肺停止状態との119番があった。指令員は、男性宅の近くの消防署に救急出動を要請。署の設定ミスで指令が伝わらなかったため、約6分後に別の署の救急車を出動させた。男性が搬送された病院の医師は「遅延が男性の予後に影響を与えたとは考えにくい」との見解を示しているという。伊藤一義消防長は「再発防止に努める」とコメントした。【真貝恒平】

毎日新聞

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