過去の名人戦 千日手は何回あった? 同じ局で2回、「十番勝負」も

2025/05/18 13:05 

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 藤井聡太名人(22)に永瀬拓矢九段(32)が挑戦する第83期名人戦七番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催)の第4局は、1日目午後5時3分に千日手となり、2日目朝から指し直し局が始まった。長い歴史を誇る名人戦、千日手はどのぐらいあったのだろうか?(肩書は当時)

 これまで名人戦であった千日手は、今局の第83期・第4局を含め16回(持将棋は5回)。最初の千日手は第2期(1940年)第3局の木村義雄名人-土居市太郎八段戦で、この対局は名人戦で唯一、同局で2回連続千日手になった。

 中原誠名人に加藤一二三十段が挑んだが第40期(82年)は、千日手と持将棋で“十番勝負”とも称される。千日手2回、持将棋1回、フルセットに持ち込んだ末、加藤十段が名人位を奪った。

 数々のドラマを生んできた名人戦。第4局は藤井名人が勝利し3連覇となるか、永瀬九段が粘り勝ち、ドラマが続くのか―。目が離せない熱戦がつづく。【デジタル編成グループ】

毎日新聞

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