ウルトラセブンのアンヌ隊員役を務めた俳優のひし美ゆり子さん（７７）と仮面ライダーアマゾンで主人公を演じた元俳優の岡崎徹さん（７６）が２３日、熊本県芦北町役場で婚姻届を提出した。その後、報道陣に応じた。主なやり取りは次の通り。

　――夫婦になられたお気持ちは。

　岡崎さん　実感はまだわいていません。ただ責任ある立場に立ったということで、夫である以上は、妻の明るい笑顔をずっとみていたい。

　ひし美さん　うーーんうれしい。うれしいうれしいうれしい。ルンルンです。

　――きっかけは４月下旬の電話ということでした。

　岡崎さん　そうですね。電話で３日間。３日でもう結婚するということになりました。

　――どちらがプロポーズを。

　ひし美さん　逆ナン（私から）。５０年以上前から友達だけど、「徹君ってこんなにすてきだったんだ」って。それで、田舎生活にすごく憧れていたから、（芦北町でカフェを開く）新生活をするとおっしゃった夢を聞いて、「そこへ私も連れてって」って。

　――電話のきっかけは何だったんですか。

　岡崎さん　６、７年前ですかね、彼女とイベントで一緒になり、２次会か何かの会場でデュエットしたんですよ。その動画を彼女がたまたま見つけて、Ｘ（ツイッター）で上げたら、思った以上に反響があって。

　ひし美さん　反響が来ちゃったんで慌てて、事後承諾みたいに電話して。すぐ切るつもりでいたら、そこから２時間話し込むことになって、あれよあれよと。

　――岡崎さんのどんなところにひかれましたか。

　ひし美　まずやさしい人がいちばん。それですごく誠実で。こんないい人いないですよ。

　――芦北町の印象は。

　岡崎さん　何度も何度も来ています。やっぱり一番の魅力は、海に近いところ。海岸線がめちゃくちゃ魅力があります。山の中にも結構行っています。本当に海あり山あり、素晴らしいところだと考えています。

　――２人でどんな暮らしをしたいですか。

　岡崎さん　小さいながらも船持っていますので釣りを楽しみたい。それと、彼女はずっと東京で住んでいて離れたことがないから、まずは九州のすてきなところに一緒に行ってみたいです。

　ひし美　かかあ天下でいたい。

　――往年の特撮ファンにメッセージを。

　岡崎さん　アンヌ隊員のファンはほとんどの方が男性でしょうから、今回私がひとり占めにするっていうのがちょっと申し訳ないかな。だけど、ファンの方には安心していただきたい。彼女を最後まで、私は守っていく。【構成・中村敦茂】