配水管工事巡る官製談合 千葉県職員ら書類送検 入札情報漏えいか
千葉県の配水管工事の入札情報を事前に漏らしたとして、県警は29日付で県企業局の男性職員2人を官製談合防止法違反などの疑いで、市川市内の工事業者「京葉ガスエナジーソリューション」の男性従業員(36)を公契約関係競売入札妨害の疑いで書類送検した。3人は容疑を認めているという。
書類送検容疑は、県企業局の27歳と28歳の男性職員2人は2023年12月、市川市内の配水管整備工事の一般競争入札前に、公開されていない予定価格を同社従業員に漏らしたとしている。
捜査関係者によると、24年に市川市発注の下水道関連工事を巡る汚職事件を捜査する過程で、今回の事件が浮上。県警の調べで、28歳職員は「普段から(27歳職員に)世話になっているから断れなかった」、27歳職員は「今後業務を進める上で(同社に対し)優位に立ちたかった」、同社従業員は「何としても落札したかった」と話しているという。
県によると、工事は老朽化した配水管を更新する内容で、入札には同社のみが参加した。予定価格1億9930万9000円に対し、同社は1億9635万円で契約した。
事件当時、職員2人は県企業局市川水道事務所に勤務していた。28歳職員はこの工事の担当者で、県のシステムから設計金額などの情報にアクセスする権限があったという。
原見律子企業局管理部長は記者会見で「県民の信頼を裏切る事態を招き大変申し訳ない」と謝罪した。
同社によると、従業員は公共事業の営業を担当していた。同社は「会社として指示したことではないが、重く受け止めている。これから社員に話を聞き、再発防止策を検討していきたい」とコメントした。【林帆南】
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