中日から移籍のオリックス岩崎翔「優勝のため体削りたい」 入団会見

2025/06/01 15:03 

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 プロ野球の中日からオリックスへ金銭トレードで移籍した岩崎翔投手(35)が1日、神戸市のほっともっとフィールド神戸で入団記者会見を行った。50試合登板を目標に掲げ、「チームが優勝するために自分の体を削って投げたい」とフル回転を誓った。

 岩崎投手は18年目の右腕。ソフトバンク時代の2017年、72試合に投げて46ホールドポイントをマークし、最優秀中継ぎのタイトルを獲得した。中日に移籍した22年に右肘のトミー・ジョン手術を受け、25年4月の巨人戦で4年ぶりに勝利投手となった。5月30日にオリックスへの移籍が発表された。

 スーツ姿で会見に臨んだ岩崎投手は「出してくれた中日と必要としてくれたオリックスに感謝の気持ちでいっぱい。真っすぐのスピードにこだわりを持って、少しでも圧倒できるピッチングを見せたい」と意気込んだ。

 10月に36歳となる。「野球人生の最後の方に近づいているのは分かっている」と話し、「今年で終わってもいいぐらいの気持ちで、チームが優勝するために自分の体を削って投げたい」と強い決意を示した。

 オリックスはブルペン陣に故障者が相次ぎ、救援防御率が4点台と苦しんでおり、「手助けできるように、しっかりアピールしてからやりたい」と意気込んだ。

 福良淳一ゼネラルマネジャーは「今年のボールを見ても力があるし、十分にいけると思って(獲得を)決めた。50、60(試合)と頑張ってと話した」と期待を寄せた。【皆川真仁】

毎日新聞

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