天皇ご一家の愛犬「由莉」の写真を公開 生前はセラピー犬として活躍

2025/07/04 18:07 

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 宮内庁は4日、先月死んだ天皇ご一家の愛犬「由莉(ゆり)」がアニマルセラピー活動をしていた頃などの写真を公開した。由莉はセラピー犬の訓練を受け、病院の小児病棟を訪ねていた。

 由莉は保護犬の雌で、2009年春に生後2カ月ほどで天皇ご一家に引き取られた。コロナ禍前、聖路加国際病院(東京都中央区)の小児病棟で入院している子供が由莉と触れ合ったり、廊下で散歩したりしていたという。写真は日野原重明・同病院名誉院長(17年死去)を囲んでボランティアや他の犬と撮影したもの。

 由莉が花柄の入った青い法被を着ている写真は、18年7月に同病院小児病棟であった夏祭りに皇后雅子さまと参加した際に撮られた。夏祭りにはセラピー活動をする犬と飼い主が招待され、雅子さまは15年と19年にも参加し、19年は愛子さまも訪れたという。

 由莉は今年6月23日、皇居・御所でご一家に見守られて死んだ。写真は都内の動物病院で5月に撮影されたもの。【高島博之】

毎日新聞

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