ブルーインパルス、桜の花やハート描く 万博会場上空で ファン歓声
航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が12日午後、大阪・関西万博の会場(大阪市此花区)の上空を展示飛行した。当初予定していた万博開幕日の4月13日の展示飛行が悪天候のため中止に。ブルーインパルスがさまざまな演目を披露すると、待ちわびた航空ファンや来場者から歓声が上がった。展示飛行は13日も予定している。
ブルーインパルスの6機はこの日午後2時40分ごろ、関西国際空港を離陸。通天閣(大阪市浪速区)や大阪城(同中央区)、1970年の大阪万博のシンボル「太陽の塔」(大阪府吹田市)を経て、午後3時ごろ、万博会場の人工島・夢洲(ゆめしま)上空に姿を見せた。機体が噴き出すスモークで桜の花や命の大切さを表すハートの模様を次々と描き出すと、来場者らは空を見上げて楽しんでいた。
ブルーインパルスが同府内を展示飛行するのは、90年の国際花と緑の博覧会(花博)以来。東大阪市のアルバイト、上野貴子さん(56)は、午前9時に来場し、シンボルの大屋根リング上でブルーインパルスを待った。万博開幕前にけがで入院していたといい、「大阪の空を飛ぶブルーインパルスが見たくてリハビリを頑張った。こんなに良い場所で見られて、良い思い出になった。大阪に来てくれてありがとうと伝えたい」と涙ぐんだ。
堺市の中学1年、高野湊士さん(12)は「ブルーインパルスは空中で絵を描くところがすてき。動画やニュースでしか見たことがなく、ずっと見たかった。開幕日は水泳の大会と重なり来られなかったので、今回来られてラッキーだった」と笑顔を見せた。
関西国際空港にも離陸や帰還を見ようと展望ホールに約2000人が集まった。大阪府阪南市の会社員、赤井美香さん(41)は「子どもの記念になった」と話し、長男で小学3年の翔太さん(8)は「離陸前にパイロットが手を振ってくれてうれしかった。スピードが速くてすごかった」と喜んでいた。
展示飛行を終えたブルーインパルスの江尻卓・飛行隊長は「視界も良く、皆さんが下で応援していただいているのがわかるくらいだったので、すごく楽しくフライトできた。4月に飛べなかったのは悔しかった。その気持ちを晴らすかのように、本日は良い環境でできたのでうれしかった」と話した。
【中村宰和、国本ようこ、加藤明子】
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