福岡・田川市長の不倫疑惑 市が第三者委設置 セクハラ有無調査へ

2025/07/24 21:20 

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 福岡県田川市の村上卓哉市長と不倫関係にあった女性職員がセクハラ被害を訴えている問題で、市は24日、調査のための第三者委員会を設置した。県弁護士会が推薦する弁護士3人が委員となり、今後6カ月をめどにセクハラの有無や出張旅費支出の妥当性、女性を秘書係に異動させた経緯などを調べる。

 村上市長は、公務出張中にホテルの自室に招くなどした人事秘書係の女性職員と「不倫関係にあった」と認める一方、「お互いの理解に基づく私的な関係だった」と説明。これに対し職員側は「強いられた関係で、継続的なセクハラに遭っていた」などと主張し、第三者委設置などを市公平委員会に求めていた。

 村上市長は議会閉会後の取材に「第三者委の調査に真摯(しんし)に協力していきたい」と述べた。女性は代理人弁護士を通じ「被害の実態がきちんと調査され、公正な判断がなされることを切に願っています」とコメントした。【出来祥寿】

毎日新聞

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