吉村知事「万博は8月中に黒字見込み」 入場券販売は1700万枚超

2025/07/31 12:36 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 大阪・関西万博の運営費について、日本国際博覧会協会(万博協会)の副会長を務める大阪府の吉村洋文知事は31日、「販売実績の推移から、8月中に損益分岐点を超え、黒字になる見込みだ」と発言した。大阪市内であった関西広域連合の会合で明らかにした。

 万博の運営費(1160億円)は8割を入場券収入でまかなう計画で、赤字と黒字の分かれ目となる損益分岐点は、1840万枚とされている。

 吉村氏は、25日時点で入場券の販売実績が累計で1700万枚を超え、週40万~50万枚のペースで売れ続けていることから、8月中に損益分岐点を超える見通しだと説明した。吉村氏は会合後に報道陣に対して「まだ見込みの話だが、黒字達成に向けてあらゆる取り組みをしたい」と述べた。【長沼辰哉】

毎日新聞

社会

社会一覧>