日本を代表する夏祭りの一つで国指定の重要無形民俗文化財「青森ねぶた祭」が２日、青森市で開幕した。７日までの期間中、色鮮やかに装飾された大型ねぶた（高さ５メートル、幅９メートル、奥行き７メートル）が最大２３台、市中心部を練り歩く。

　歴史上の人物や伝説を題材に、角材と針金の骨組みに和紙を貼ったねぶたは内部から電球で照らされつつ、勇壮な姿で登場した。

　２日は午後７時の号砲とともに２カ所の出発地点から１６台の大型ねぶたが出陣。「ラッセラー、ラッセラー」のかけ声が響く中、そろいの装束の「跳人（はねと）」がはやしに合わせて跳びはね、沿道につめかけた観光客や市民が盛んに拍手を送った。【松本信太郎】