春日部の人気に続け 埼玉・三郷に「地下神殿」 調整池に新名称
埼玉県三郷市が同市の地下にある治水用調整池を「みさと地下神殿」と名付け、治水対策のPRに乗り出している。同じく地下神殿と呼ばれて人気の国管理の「首都圏外郭放水路」(春日部市)に続けと、ステッカーや缶バッジを配布しているほか、一般向けの見学会の開催も検討中だ。
みさと地下神殿は「中央2丁目八丁堀公園」の地下にある「新和調整池」。
大雨の際に雨水が一気に川に流れ込むことを防ぐため一時的に貯留する機能がある。南北約40メートル、東西約50メートル、深さは約7・5メートルで、25メートルプール約27杯分に相当する約1万3500立方メートルをためることが可能。都市再生機構(UR都市機構)が2002~04年に整備し13年から市が管理している。
三郷市は中川と江戸川にはさまれた低地にあり浸水被害を受けやすく、市は治水対策に関する展示を毎年実施している。これに加え、春日部の地下神殿が観光客らに人気がありPRに成功していることから、似た構造の同調整池を「みさと地下神殿」と名付けアピールすることにした。
みさと地下神殿には、直径約1メートルの柱が70本並ぶ。先輩格の春日部の地下神殿は、高さが18メートルと三郷の2倍以上あるほか、広さも177メートル×78メートルと広い。みさと地下神殿はやや小ぶりだが、市河川課担当者は市民の治水への関心が高まることを期待する。
市はステッカー2種類、缶バッジ4種類も作成した。施設の屋上に当たる公園で遊ぶ人たちの下に地下神殿の柱が並ぶ様子を描いており、同じデザインで色や大きさが異なる。普段は市河川課窓口で手に入るほか、治水関連のイベントなどでも配布している。
みさと地下神殿では、これまで新規採用の市職員や、小学校の社会科担当教諭を対象に見学会を実施してきたが、一般向けの公開も検討中だ。時期や開催回数などは未定だが、観光担当部署とも調整し決める方針という。市河川課は「三郷市の治水に関心、興味を持ってもらうことで、住民一人一人の防災意識向上につながれば」としている。【増田博樹】
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