身の安全どう守る?「共連れ」警戒、尾行は「ダブルターン」で対応
神戸市で8月、女性会社員(24)が殺害された事件で、兵庫県警は谷本将志容疑者(35)を殺人の疑いで逮捕した。女性について「全く知らない人だった。好みのタイプだった」と供述したとされる容疑者。退勤後の女性を狙い、約50分間にわたり後をつけていた疑いも浮かんでいる。
谷本容疑者は過去にも複数の女性につきまとい、罰金刑や有罪判決を受けていた。今回と同じく道中で見かけた被害者の後を追い、オートロック式の玄関をすり抜ける「共連れ」と呼ばれる手口を繰り返してきたという。
◇「ながら歩き」はNG
自宅への帰り道で気を付けるポイントは何か。防犯アドバイザーの京師(きょうし)美佳さんに聞いた。
京師さんによると、夜間は周りに不審な人物がいないかよく見渡し、電話や音楽を聴くなどの「ながら歩き」をしない。遠回りをしてでも明るい道を選ぶことが大切だ。
もし誰かに尾行されていると感じたら、京師さんは「ダブルターン」を勧めている。道の角を2回曲がっても背後に人がいれば、そのまま帰宅せず、コンビニなどに逃げ込むことを考えるべきだという。
自宅に到着しても「共連れ」に要警戒だ。オートロック式の玄関で、自身の後ろからエントランス内に入ってくる人物がいないかをチェック。住人がいれば、先に鍵を開けて入ってもらい、なるべく他人と一緒にならないようにする。
◇「個々の防犯意識高めて」
エレベーターも「一人乗り」が原則という。誰かが急に乗ってきた場合はすぐに降りる。携帯電話に着信が入ったふりをするのも手だ。他人と乗ったとしても背を向けず、緊急通報ボタンを押せる場所に立つことが肝心という。
京師さんは「いつも警戒を続けるのは難しいが、誰もが自分の問題として考えることが大切。個々の防犯意識が高まることで、被害の防止や減少につながる」。不審な人物と遭遇した場合は、警察への相談ダイヤル「#9110」で情報を共有してほしいと呼びかけている。【林みづき】
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