悠仁さま、成年式始まる 始まりの儀式「冠を賜うの儀」

2025/09/06 08:53 

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 秋篠宮ご夫妻の長男悠仁さまは6日午前、住まいの秋篠宮邸(東京都港区)で、成年式の始まりの儀式である「冠を賜(たま)うの儀」に臨まれた。モーニング姿で、天皇陛下の使者から成年用の冠を受け取った。

 午前9時前、陛下の使者が宮邸の一室「鶴乃間」に入った。悠仁さまは冠が入った箱を使者から受け取り、謝辞を述べた。

 使者を通じて授かったのは「燕尾纓(えんびのえい)」が付いた成人用の冠。この後、皇居・宮殿に移動して「加冠の儀」に臨み、冠を実際につける。

 加冠の儀は成年式の主要儀式で、悠仁さまは平安朝の古式ゆかしい装束を身にまとう。成年用の冠をつける姿を天皇、皇后両陛下や秋篠宮ご夫妻ら皇族方が見守る。三権の長も参列する。

 6日は、夜に帝国ホテル(千代田区)で開かれる祝宴まで、関連行事が続く。

 成年式は、成年皇族の仲間入りを示す男性皇族の伝統儀式で、この日は悠仁さまの19歳の誕生日。成人したのは昨年だが、大学受験を控えていたため成年式を延期していた。【柿崎誠】

毎日新聞

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