スーパーフォーミュラで低炭素ガソリン使用へ 富士で走行テスト
環境への配慮とエンターテインメント性が両立するモータースポーツの実現を目指し、国内最高峰のカーレース「スーパーフォーミュラ」に2026年から低炭素ガソリンが使われることになり、富士スピードウェイ(静岡県小山町)で9日から3日間、初めての走行テストが行われた。トヨタとホンダのエンジンを載せた2台の開発テスト車両が300キロに迫る最高速度で周回を重ね、現行ガソリンとの比較データなどが集められた。
来シーズンからの使用が決まったのは、非食料の植物から作ったセルロースエタノールを10%混合した国産の低炭素ガソリン。東日本大震災と原発事故からの復興に取り組む福島県大熊町に22年に設立された「次世代グリーンCO2燃料技術研究組合」がエタノールを製造し、石油元売り大手ENEOSがレースの環境に耐えられるよう品質設計して供給する。
走行テストでドライバーを務めたのは、ともに年間チャンピオンの獲得経験がある国本雄資選手と山本尚貴選手。1周4・563キロのサーキットを3日間で2人合わせて449周走り、データとともに走行感覚のフィードバックもした。
走行後の記者会見で山本選手は「過去には合成燃料で極端にパワーが落ちる事象を経験したことがあるが、今回は燃料が変わったことを言われなければ気づかないくらいだった」と話し、国本選手も「従来のハイオクガソリンとの入れ替えだけで問題なく走行ができたことに正直驚いた。大きな一歩だ」と手応えを語った。12月には来シーズンの参加全チームによるテスト走行があり、4月の開幕に向けたセッティング調整などが進められる。
スーパーフォーミュラのレースを運営する日本レースプロモーション(東京都)によると、カーボンニュートラルへの取り組みとして、今回の低炭素ガソリンに先立って23年からボディーの一部に麻の素材を使用。タイヤも再生・リサイクル原料の比率を年々上げて、今年は46%を実現したという。【丹野恒一】
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