生成AIによるわいせつポスター販売疑い 大学生を書類送検 警視庁

2025/09/29 17:01 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 生成AI(人工知能)で作られたわいせつな画像のポスターをインターネットのオークションサイトで販売し、売上金を使ってオンラインカジノで賭博をしたとして、警視庁保安課は29日、神奈川県藤沢市の大学生の男性(19)をわいせつ図画頒布や単純賭博容疑などで書類送検したと発表した。

 書類送検容疑は、2024年10月、生成AIで作られたわいせつな画像のポスターをオークションサイトで2回にわたり販売するなどしたとしている。また、今年4月と7月にオンラインカジノで賭博をしたとしている。

 「ネットでオンラインカジノの宣伝を見て、賭博をした。使える金を増やそうと生成AIで作られた画像のポスターを販売した」と容疑を認めているという。

 警視庁によると、大学生は生成AIで作られたわいせつ画像を海外のサイトから無料で入手し、これまでに約300点をオークションサイトに出品。24年8~10月に1点300~2000円で販売し、約28万円を売り上げたという。

 売上金は、カリブ海のオランダ領キュラソーのライセンスを持つオンラインカジノ「スポーツベットアイオー」などで使用したとみられる。24年2月~今年7月に計約63万円を賭け、収支は約20万円のマイナスだったという。【菅野蘭】

毎日新聞

社会

社会一覧>