各地で出没が相次いでいるクマへの新たな対策として、群馬県の山本一太知事は３０日の記者会見で「知事が率先して頑張るしかない。狩猟免許を取得したい」と述べた。「ハンターになり、銃で捕獲、駆除できる知事になりたい」といい、今後、県庁内に狩猟免許取得チームを設置し、職員とともに来年度中に取得する目標という。

　クマの駆除にあたっては猟友会の高齢化が課題となっており、６７歳の山本知事は「自らが示すのは意味がある」と言及。定期的に筋トレをしており「狩猟免許を持っている職員が一太さんなら大丈夫じゃないかと言ってくれた。胸と肩を集中的に鍛え直し、射撃の訓練に耐えられる体をつくりたい」と意気込んだ。【福田智沙】