市原ホテル殺人 元従業員に懲役19年 千葉地裁「危険で残酷」

2025/10/30 18:21 

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 千葉県市原市のホテルで2024年に従業員の女性を殺害したとして、殺人罪などに問われた同市の無職、江川敦被告(48)の裁判員裁判で、千葉地裁は30日、懲役19年(求刑・懲役22年)の実刑判決を言い渡した。池田知史裁判長は判決理由で「犯行に計画性はないものの、強固な殺意に基づく非常に危険で残酷だ」と指摘した。

 判決によると、江川被告は24年11月1日未明、市原市のホテルで従業員の佐伯仁美さん(当時56歳)の首をビニールひもで絞め、首や腹を包丁で刺して殺害。事務室のレジから現金1万2600円を盗んだ。江川被告はこのホテルの元従業員だった。【高橋晃一】

毎日新聞

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