警察庁がクマ被害深刻地域に担当官派遣へ ライフル銃での駆除を検討

2025/10/31 11:15 

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 赤間二郎国家公安委員長は31日の閣議後記者会見で、週明けにもクマ被害が深刻な県に警察庁の担当官を派遣すると明らかにした。警察庁は県警の機動隊員ら警察官によるライフル銃を使用したクマの駆除を検討しており、現地のニーズを踏まえて対策にあたる。

 赤間氏は会見で、クマによる人身被害が拡大する状況に対し、「追加的、緊急的な対応として、警察官が市町村の緊急銃猟に協力し、人里に侵入してきたクマをライフル銃を使って迅速かつ的確に駆除できるようにしたい」と説明した。

 そのために、まずは現場のニーズを把握するため担当官を週明けにも現地に派遣する考えを述べた。また、関係機関と連携して、駆除にあたる警察官に対して、クマの生態や急所についての理解を深める教養を速やかに実施する方針も示した。【深津誠】

毎日新聞

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