<1分で解説>沖縄戦の壕から7人分の遺骨発見 民間人の可能性も

2025/11/08 16:11 

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 沖縄県糸満市の壕(ごう)で7日、土砂に埋もれていた少なくとも7人分の遺骨が見つかりました。米軍の銃弾や指輪、総入れ歯なども発見され、沖縄戦で亡くなった民間人の可能性があるとみられています。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「沖縄戦の遺骨発見」について解説します。

Q 沖縄の壕で遺骨が見つかったって聞いたよ。どんな場所なの?

A 沖縄本島南部の糸満市真栄里にある、古い墓を転用したとみられる壕で見つかりました。

Q どんなものが一緒に見つかったのかな。

A 米軍の銃弾や発煙弾、金細工の指輪、総入れ歯、金歯や銀歯、2連の指輪をした指の骨などが見つかりました。

Q 遺骨は民間人の可能性が高いの?

A 日本軍の武器や装備は見つかっていないため、民間人、特に女性や高齢者の可能性が高いと推測されています。

Q どうして壕に逃げ込んだのかな。

A 沖縄戦の激戦地だったため、多くの人が米軍の攻撃から逃れるために壕に避難していました。

Q 壕の調査はこれからも続けるの?

A 壕にはまだ遺骨が埋まっている可能性がありますが、落盤の危険があるため、掘り進めるのは難しい状況です。

Q 今後はどうする予定なの?

A 県の担当者は「国の直轄事業として遺骨を収集するよう求めていきたい」と話し、厚生労働省と相談する考えを示しています。

毎日新聞

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