王将戦リーグ、永瀬九段が全勝 リーグ全勝は羽生九段以来10回目

2025/11/20 21:25 

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 将棋のALSOK杯第75期王将戦リーグ(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社特別協力、ALSOK特別協賛)の最終局3局が20日、東京都渋谷区の将棋会館で一斉に指され、既に挑戦を決めている永瀬拓矢九段(33)が大橋貴洸七段(33)に勝って6戦全勝で挑戦に花を添えた。リーグ全勝は第72期の羽生善治九段(55)以来10回目。

 5連覇の懸かる藤井聡太王将(23)との七番勝負は2026年1月11日に静岡県掛川市の掛川城二の丸茶室で開幕する。タイトル戦での対戦は王位戦七番勝負以来7回目で、悲願の奪取を目指す。

 終局後、永瀬九段は「一局一局とても勉強になる将棋ばかりで、その中で結果が出たのはとてもよかった」とリーグを振り返った。

 永瀬九段、この日対局のなかった4勝2敗の西田拓也六段(34)に加え、伊藤匠叡王(23)、近藤誠也八段(29)がリーグ残留となった。

 菅井竜也八段(33)は勝てば残留が決まる一局に敗れ、陥落が決まった。【丸山進】

毎日新聞

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