新語・流行語大賞は「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」
今年話題になった言葉に贈られる「現代用語の基礎知識選 2025T&D保険グループ新語・流行語大賞」のトップ10が1日、発表され、初の女性首相となった高市早苗首相による「働いて働いて働いて働いて働いてまいります/女性首相」が年間大賞に選ばれた。
「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」は高市首相が、10月に自民党総裁に選出された直後に語った言葉。初の女性総裁としての覚悟を示す言葉である一方、「働き方改革」や「ワーク・ライフ・バランス」に逆行する発言とも捉えられた。賛否が起こる中での受賞となった。
他に、エッホエッホ▽オールドメディア▽緊急銃猟/クマ被害▽国宝(観た)▽古古古米▽戦後80年/昭和100年▽トランプ関税▽二季▽ミャクミャク――がトップ10入りした。(順位はなし。50音順)
選考委員会の委員は、神田伯山さん(講談師)、辛酸なめ子さん(漫画家・コラムニスト)、パトリック・ハーランさん(お笑い芸人)、室井滋さん(俳優、エッセイスト、富山県立高志の国文学館館長)、やくみつるさん(漫画家)、大塚陽子さん(「現代用語の基礎知識」編集長)の6人が務めた。【柿崎誠、山田豊】
選考委員会による年間大賞の受賞理由は以下の通り。
ここのところとんと聞かなくなった気合の入った物言いに、働き方改革推進に取り組む経済界はド肝を抜かれた。
午前3時の公邸入りはさらなる物議をかもし、議員宿舎のファクス紙詰まりという報道もあったが、一方で、共感した昭和世代も実は多かったのではないか。「仕事ってそういうものだったな」と。
多様性を尊重する働き方を実現しているところもあれば、道半ばのところもあるのが現実だ。初の女性総理、働いて働いて働いて働いて今があるのは間違いない。国内・外交、問題は山積み。どれも油断は許されない。
働いて働いて働いて働いて働きながらも、人を活(い)かし自分を伸ばす、高市流「シン・ワークライフバランス」で、強靱(きょうじん)で幸福な日本をつくっていこうではありませんか。
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