王将戦、勝負メシとおやつのお味は? 静岡・掛川のホテルで試食会

2025/12/08 18:50 

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 将棋のALSOK杯第75期王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社特別協力、ALSOK特別協賛)が来年1月11日に静岡県掛川市で開幕するのを前に、掛川グランドホテルで12月8日、地元食材を使った勝負メシとおやつの試食会が開かれた。今年1月の74期に続き藤井聡太王将に永瀬拓矢九段が挑む対局に向け、ムードが盛り上がってきた。

 今年の対局では藤井王将は1日目に回鍋肉(ホイコーロー)、2日目はカツカレー、永瀬九段は両日ともチーズイン煮込みハンバーグを食べている。この日用意されたのは、掛川牛を使ったカツカレー、ハンバーグ、麻婆豆腐に、掛川産キャベツと県内産豚肉を使った回鍋肉の4品。

 ホテルの藤平賢二郎総料理長は「対局には多くのエネルギーを使う。前回の食事をもとに地元でとれた栄養あるものをふんだんに使ったメニューを開発できた。二人には食事も楽しんでもらえると思う」と説明した。

 試食会に参加したのは、久保田崇・掛川市長のほか、島田掛川信用金庫、異業種交流の会「ゼロの会」、掛川観光協会、日本将棋連盟掛川支部の代表らと、食材を提供している市農協、遠州夢咲農協、掛川商工会議所、掛川みなみ商工会の幹部。勝負メシを味わった後、市内業者を対象に公募したおやつ18品のうち用意された12品をほおばった。

 久保田市長は「2年連続での対局は楽しみだが、食事とおやつも『長考』に値するものがそろった。地元の食材を利用したものばかりで、掛川のPRにつなげていきたい」と話していた。【照山哲史】

毎日新聞

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